【動画紹介】クリニック経営 成功クリニックが取り入れている戦略!もう一度、事業計画を見直してください

成功クリニックが取り入れている戦略!もう一度、事業計画を見直してください

出演:
・医療特化の税理士 中村 節子(中村会計事務所 代表)
・江戸堀サンテクリニック 古谷 鉄夫 院長


中村:

この大変な時期ですけども

今ご開業をお考えの先生

お手元に事業計画書がもしおありでしたら

一度、見直してみていただけますでしょうか

保険診療とかでいくと

先生の皮膚科だったら

保険オンリーで走ろうと思うとどれくらい患者さんが必要?

古谷:

そうですね

あるコンサルさんの話では

1日最低100人は診るようにといわれますね

中村:

1日100人ってことは

1時間に?

古谷:

最低15人は、と言ってました

中村:

15人 60(分)で割ると

4分?

古谷:

はい、そうですね

中村:

4分で1人診ようと思うと

全員再診でドンドン処方して終わりであればいいんですけども

それじゃ自動販売機と一緒ですもんね?

古谷:

初診は厳しいですよね

中村:

そこでどれくらい引っ張られるかですよね

永遠としゃべり続ける方もいらっしゃれば

いくら早くてもこの人で初診10分とってしまうと

後の人がもっと縮めないと

古谷:

そうなんですよ

どんなに頑張っても初診10分はかかりますよね

中村:

ものすごく取りまとめて

手早く教えていただければ

ある程度的を射たようなお話はできるんですけども

古谷:

予診を最初にとってもらってはいるんですよ

できるだけしっかりとってもらうようにはしてるんですけども

それだけで話が終わらないので

中村:

そうですよね

問診表なんて一番簡単な物は受付で書いてもらって

その次に看護師さんがある程度

的を絞ったお話で聞いていただいて

予診表とかって作られてるんですか?

古谷:

問診表に書き込んでもらってます

中村:

もうすこしここは聞いといてね~とか

看護師さんも慣れてると

ある程度ここかな?とわかっていただけるんですかね

古谷:

診察がどうしてもありますよね

私は皮膚科中心なので

皮膚の状態は一度ちゃんとみたいので

ただみなければ

話だけ聞いて薬出せばすぐ終わるんですけども

顔ならまだいいんですね

体になると服を脱いでもらったり

時間がかかるので

中村:

そうですね

ロスタイムをどれだけ縮めれるか?

古谷:

そうなんですよ

中村:

結構診察以外のロスタイムってなんだかんだ

多いですもんね

そこをどれだけ省いて

きちっとあたるような診療ができて

明らかに治す力が強い先生だと思って頂ければ

評判も上がり…

ってことになるんですけども

なかなか難しいですよね

古谷:

うちとかだったらスペースが無いので

どうしても診察室ひとつなのでなかなか難しいんですけども

大きなところだったら

診察室を2つ並べられれば

片方で用意しておいてもらって

ドクターがそちらに移動して

また、反対で用意してもらって

すごくいいと思ってるんですよ

中村:

うちも1件あります

無理と思ってたら

設計の人に聞いたら

「これ、2診いけますよ」って仰って

「これで終わりましたよ」ですぐ席を立ってしまえば

ダラダラしたお話も無くなるし

効率は良くなるなと思うんですけども

その場合、医療クラークさんとかをもし入れてるとしたら

どうしましょう?

医療クラークさん一緒に走りますか?

古谷:

やっぱりそうなりますよね

中村:

(医療クラークさん)2人用意しておいてという余地があれば

古谷:

余裕があればそうなんですけども

そうすると、片方の方は

中村:

待っとく?

古谷:

そう、時間をつぶしているか

患者さんとお話する事になると思うんですね

そこで雑談が長引いてしまうと

また困るので

中村:

元の木阿弥

今から開業しようとしてる先生

もし各科目、コンサルさんでもなんでも

目標患者数これだけというのが決まったとします

平均点数が決まったとします

クリニックとしての時給が決まってきますよね

その時給で先生1人総取りいけるんならいいんですけども

皆さんと分けて、家賃も払ってということになりますので

おのずと

絶対にこれだけの数は回さないと

保険診療だけじゃしんどいっていう数が

見えてくるのかなぁと

古谷:

先生の目標金額があるとして

目標年商とかですね

保険点数っていうのはどうしても頭打ちになるので

人数もどうしてもキャパシティに限界があるので

保険だけでやってると

あるところで必ず頭打ちになるので

そこで目標に行かないのであれば

自費診療を考えないと難しいですね

中村:

そうですね

各科目さんほとんど自費診療持ってらっしゃいますよね

先生のところも割と自費の割合は上がってきている

古谷:

かなり増えてきました

中村:

それだと看護師さんだけで

古谷:

看護師だけでできるものがかなりあるので

中村:

そうすると経営的にも楽になって

もし患者数増えたら

そっちに関しては看護師さんを増やせば済むという話

古谷:

そうですね、そういうことですね

中村:

整形さんですと

リハ関係の自費のモノ出したりとか

内科さん、レディースクリニックさん向けの

ビタミンCとかの美容系の点滴とかですよね

だから、各科目今開けた先生の中で

保険だけで計画立ててる先生っていうのは

私のとこで行くと一昨年の最後から去年いっぱいで

保険オンリーで計画立ててる先生っていらっしゃらなかったですね

自費がどれくらい取り込めるかという計画で立てていく時代になって

20何年前からすると変わってきたなぁ~という

古谷:

昔と違いますね

昔は保険だけでもある程度十分やっていけてましたけど

今はかなり厳しいですね

中村:

15年前、20年前の歯医者さんと同じですよね

歯科医院の後を、医院が追っかけますと

「たぶん20年後にはこうなってますよ~」っていうところに

まさしくなっている 

保険だけでまわしていける時代ではないので

その事業計画

保険オンリーでたてているんであれば

もう一度見直して取り込める自費はないのかなぁと

古谷:

ただ、自費診療であっても

基本的には無診察の診療はほんとは駄目なので

ちらっとでも、顔見ないといけないので

中村:

そうですね

クリニックに来てるんで

受付⇒看護師さん⇒さよなら は無しということで

古谷:

基本的にはそう

中村:

このタイミングならば

先生お顔みえる時間を決めちゃうとか

その間、保険の診療を薄くするとか

決めて(診療)されてたら

古谷:

厳密に言うと

完全にダメというわけでもないので

おそらくはある程度は言い訳が立つんではないかと思います

保険であれば診察しなければ外来管理加算をとれないので

点数下がるんですけども

自費なんでそれほどでもないのかなと思うんですけどね

中村:

厚労省的な査定というか?

古谷:

監査入って見られれば

言われる可能性がありますけども

中村:

「診てませんよね?先生コレ!」

「医療機関ですよね?」って?

完全な美容でも無理なんですかね?

先生が他所のところで手術してて

看護師さんが処置してた…

古谷:

遠隔は大丈夫なんで

それも厚労省に確認したことがあるんですけども

「すぐ連絡がついて、状態が確認できれば大丈夫」と言われました

中村:

別室でしてても

なにかあればすぐに走っていける状態であればOK?

古谷:

はい

中村:

整形さんなんかでも

午前診・午後診の間の時間で

PTさんだけで理学療法士さんだけで処置するのは

セーフでしょうか?

アウトでしょうか?っていうと

「居ない」はアウト

先生が同じところに居れば

完全に抜けてるような時間だと

近所の先生が、保健所に電話したりというお話もありましたので

医療法というか

そっちの方には抵触しないという事を

重々気を付けて頂きながら

先生の手がどれだけ止まらないか

という計画ですね

古谷:

できるだけドクターがやらなくてもいい施術を増やしたほうがいいですね

中村:

だから、ロスタイムを減らす

先生が触らなくてもいける時間を増やす

という事で

クリニック経営の根幹を決めていかれると

ずいぶん楽なスタートで

持続可能な

古谷:

そうですね

美容もそうなんですけども

自費診療は割と単価が高いので

保険に比べるとですね

人数が少なくてもある程度利益が上がってくるので

やっぱり経営が楽になりますね

中村:

そうですね

保険で開けました!

わさわさ患者さんが押しかけてきました!

すごいスピードで回していきました!

で、いける時代というのはもうちょっと…

もう一回戻ってくるな~というのもありませんし

もし、そういった計画を立てたコンサルさんなりが来られたら

「どこか間違っていらっしゃいませんでしょうか?」

と言って、セカンドオピニオンをとられたほうが

確実かもしれませんね。