優秀なスタッフを育てるためにクリニック内で力を入れるべき4つの事
出演:
・スタッフ管理・教育担当 上芝 美恵 (SofiaSupport 代表)
上芝:
皆さんはスタッフ教育についてどんなお考えをお持ちでしょうか?
労働条件さえ良ければスタッフ達は気分良く働いてくれるのでしょうか?
私がコンサルティングをさせて頂いてきた数々のクリニックで起きたよくある課題を以下に挙げてみます。
- スタッフ同士のコミュニケーションが不和である
- 新人スタッフがすぐに辞める
- 5Sができていない
- スタッフ同士の連携ができておらず、業務に支障が出ている
- 誰も業務改善をしない
- モチベーションが低い
上記の課題は実はスタッフを教育することによって解決します。
クリニック内での教育でのポイントは大きく4つあります。
①クリニックの理念を浸透させる
先生がどんな思いで診察をしているのか。患者さんに対して大切に思っていること。クリニックが大事にしたいこと。クリニックのスタッフとしてどうあって欲しいのか。
そんなことを常日頃からスタッフに伝えていきます。
要するに、クリニック全体が同じ方向を向いている状態を作り出していき、組織の基盤を作っていきます。
②マニュアルの作成
電話対応や受付・診察オペレーションなど業務は多種多様にありますが、その中でも個人の差が出ると支障が出る業務についてはマニュアルを作成しておきます。
マニュアルは作れば終わりではなく、必要に応じて更新していく必要があります。
③リーダーの選定
スタッフをまとめることのできるリーダーを選定しておきます。新しいスタッフが入職すれば新人の教育も任せていきます。マニュアルに沿って教育を行います。
④先生や事務長など経営陣のコーチング的関わり
経営陣の必須スキルは様々あると思いますが、持っておいて良いと思うスキルの最たるスキルはコーチングスキルです。
次回はコーチングスキルについて少し説明をしたいと思います。