融資│設備資金│何が含まれているかご存じですか?意外なもの見落とされているものありますよ!
出演:
・医療特化の税理士 中村 節子(中村会計事務所 代表)
・江戸堀サンテクリニック 古谷 鉄夫 院長
中村:
今回のテーマは「融資を受ける際の資金の使い道」です
医療特化の会計事務所 税理士 中村です
古谷:
江戸堀サンテクリニック院長 古谷です
中村:
融資の内容には設備資金と運転資金の2種類があります
開業の際設備資金で今、思い出すのは何ですか?
古谷:
設備と聞いて、医療機器や電子カルテ、パソコンなど
形のあるものが設備資金になると思っていましたが
例えば内装費、物件の保証金、敷金、礼金も設備資金と言われ
思ったより色々なものが設備資金として融資が通ると思いました
さらに聞いた話では医師会の入会金も設備資金として
融資を受けられると聞いています
開業に関するセミナー代・交通費・旅費・食事代なども
開業費(設備資金)として銀行が貸してくれるので
領収書を集めました
中村:
先輩の先生は、とにかく領収書はおいておく方が良い
と言われると思います
打ち合わせのお茶代、研修費、本代などが忘れやすい
開業期間の全て集めると
相当な金額になります
きちんと領収書を置いておきましょう
古谷:
領収書に何処に行ったとか
誰と打ち合わせしたとかを
書いておくように言われました
それさえはっきりしておけば
経費として扱えます
中村:
開業のためにつかった経費ですので
領収書は丁寧に置いておく癖をつけておくのが良いと思います
古谷:
それも最初はわからなかったので
後で焦りました
中村:
なんでも領収書を置いておけと言われたと思って
ローソンの領収書まで持ってこられる先生もいます
開業後もずっと
経費の判断は必要になります
経費とは事業をやるのに必要なお金
勤務医ならば使わなかったお金はとりあえず経費と思い
1つの袋に領収書を入れておくのが良いと思います
古谷:
開業時に、開業までの経費が
設備資金として融資を受けられるという事が
全くピンときませんでした
中村:
設備というと手に触れる物体だけと考えますが
そうでないものも沢山あります
とにかく開業の為に走り回った時の費用の領収書は
全て置いておきましょう
何百万単位のものは必ずぬかさないように
肝心なものが無くて運転資金の中から出すようになると
計画が全部崩れてしまう事もあります
計画は十分に
漏れのないようにチェックして下さい