クリニック受付の評判が悪くて困ってる先生に解決策をご提案!
出演:
・医療専門のスタッフ教育講師 上芝 美恵(Sofia Support 代表)
・江戸堀サンテクリニック 古谷 鉄夫 院長
上芝:
本日のテーマは「スタッフの質がクリニックの左右を決める」
医療専門のスタッフ教育講師
上芝美恵(Sofia Support 代表)
古谷:
古谷鉄夫(江戸堀サンテクリニック 院長)
上芝:
本日は私が何故この仕事を始めたのかを、
お話ししていきたいのですが
この仕事(医療専門スタッフ教育)を始めて7、8年経ちますが
この仕事を始めたきっかけがあります
まだ息子が小学生くらいの頃に高熱を出し、
近所のクリニックに行きました
その時、看護師の方、スタッフの方々が
大きな声で、パン屋の話など、延々とされていました
古谷:
なるほど
上芝:
延々とですよ、しかも大声で
furu
なるほど
上芝:
患者さんが待合室に沢山おられるのに、ずっと・・・
昔から様々な企業様で人材育成の仕事をしてましたので
つい看護師さん達に、苦言を呈したわけです
古谷:
わかります
上芝:
「皆さん、しんどそうになさっているので、
もう少し静かにしてもらえませんか」、と
古谷:
もちろんそうです
上芝:
その時、一瞬は静かになりましたが、また縁談し始めたのです
その事があって、そのクリニックには、それ以来行ってません
古谷:
はい
上芝:
しかし、そのクリニックのドクターは、とってもいい先生なんです
ものごしが柔らかくて・・・
古谷:
大変、身につまされるお話です
良く聞く話です
上芝:
ドクターが良くても、スタッフの質が悪ければ、
患者さんが二度と行かなくなる
古谷:
わかります
上芝:
それはとても勿体ない事で・・・
古谷:
確かに、そう思います
上芝:
医療のコンサルがあまり無くて、これはいいなと・・・
ニッチだと思い、7、8年前に独立しました
古谷:
わかります、確かに当院も、非常に困ってますね
上芝:
先生も困ってらっしゃいますか?
古谷:
困っています、私たちは診察がありますから
直接それを監視しながら指導できないのです
上芝:
診察なさってる時に、ちょっと顔出して
「ちょっと静かにしろよ」なんて言えないですよね
古谷:
患者さんに集中しているので、待合室の話は
耳に入って来ないので、わかりませんよね
上芝:
恐らくそのクリニックのドクターも、
そのスタッフがどんな状況かは把握できてなくて
知らぬ知らぬのうちに、
患者さんが遠のいてしまう・・・
古谷:
可能性ありますね、たしかに実際に患者さんから
直接言われる事もあるんですよ
上芝:
患者さん、何ておっしゃるんですか
古谷:
「受付の態度が良く無い、待たされるのはしょうがないけども、
更に態度も良く無ければ、もう来たくない」
と直接いわれた事もあります
上芝:
患者さん側に立った時に、待たされる事は、
実はあんまり苦じゃないんです
何故かというと、待たされるのを覚悟で来ているので
古谷:
そうですよね、それも良くわかります
上芝:
来院した時に受付の方が「こんにちは」
と明るくおっしゃってくださったり
最後に「おまたせして申し訳ございませんでした」
「お気をつけてお帰りください」と笑顔で言われるだけで
古谷:
わかります、その通りです、私自身は気を付けますが
スタッフまでなかなか行き渡らないですね
上芝:
行き渡るようにするには、どうすればいいと思いますか?
古谷:
出来れば、一旦は誰かが付いて監視しないと、難しいと思います
上芝:
こういう事を「接遇」と言いますが患者さん対する接遇というのは
どうしても初めは意識しないと難しいです
古谷:
わかります、接遇セミナーや、本を読んだりしても
頭では理解できますが、実際に簡単には出来るものでは無いです
上芝:
何故、難しいと感じるんですか?
古谷:
普段から出来ていないですよね
上芝:
習慣づかされていないから
古谷:
そうですね
上芝:
やはり最初は、誰か監視が必要で
古谷:
そうですね、このくらいならって事で、緩くなってしまうと、
なし崩しに徐々にスライドしていってしまう気がしますね
上芝:
そうですよね、本日のテーマは、スタッフの質がクリニックを左右する
というお話でしたが
質が良ければ、増患にも繋がりますし
古谷:
そうですね、そのとおりだと思います