セミナー旅費は経費で落とせるのか!展示会や学会への旅費はどうなのか専門家が答えます
出演:
・医療特化の税理士 中村 節子(中村会計事務所 代表)
・江戸堀サンテクリニック 古谷 鉄夫 院長
中村:
税理士の中村です。
古谷:
江戸堀サンテクリニック 院長の古谷です。
例えば従業員と慰安旅行に行った場合とか
学会に行ったりとか色々なところに行きたいんですけど
どこまで経費で認められるのかよくわからなくて
なかなか行けなかったりするんですけど
中村:
そうですね。例えば従業員さんと一緒の慰安旅行とかになりますと、
それは当然経費ですよね。
一応行きました。っていう全体の集合写真とかは撮っておかれた方がいいとは思います。
後は先生学会ですとか、(医療機器の)展示会とかに
行かれた旅行なんかは当然経費ですし、
そこに専従者である奥様が行って
展示会で「このレントゲンを入れましょうか?」とか、
そういったご相談をなさるのは全然OKだと思います。
まあ、海外につきましても、
海外の学会なんかも奥様同伴とかはごく普通にあると思いますので
その分についても何の問題もないと思うんですが。
古谷:
なるほど。
学会とかが1日あるとして延長してもいいか?とか。
海外とかは日帰りとかいう訳にはいかないし一泊二日という訳にもいかないんで。
例えば遠いところ。ヨーロッパとか行くとですねどこまで認められるのか?
というのもかなり疑問があってですね・・・
中村:
普通は日数割になってきますよね?
古谷:
なるほど
中村:
むこうで5泊するのであれば学会は1日、夜まであるとしたら延べ2日位は
ひっかかるのかな?というのがあって、
そこから延々ゆっくりしたのであればそれは日数割でいっていただいたらいいんではないかと思うんですが。
でも、行って帰らないといけないんですから旅費については(経費にしないと)しょうがないんじゃないでしょうか?
古谷:
そうですね、交通費についてはいけるんじゃないかと思うんですが、
宿泊費とか食費ですよね。
中村:
そうですね、宿泊費については学会にからむ2日位を(経費に)入れられて
まあ3日は自己否認っていうんですけどこれは自分達の生活費です。
古谷:
なるほど
中村:
まあ、ご飯につきましてはどっちにしても食べますんで、
少なくとも向こうで皆さんとご一緒したもの以外は、
生活費にしておいていただいた方が安心とは思います。
古谷:
例えば学会にからめてスタッフと行くのであれば慰安旅行で
それは一応全部OKなんですかね?
中村:
そうですね。ただ慰安旅行で経費に落としていいですよ。っていう範囲は決まってきていますので。
何日間とか。そういった部分は税法の方で決まってきていますので、そこだけは守らえた方が。
だから超豪華慰安旅行みたいなのは限度が出てくるかな?と思われます。
古谷:
なるほど。
中村:
まあ、先生が従業員さん達を行かれて。
従業員のうちの誰かと行ったとか。
選別するのは絶対アウトなんで。
というか税務署的にアウト以前に奥様的にアウトなんでそちらは・・
古谷:
わかりました
中村:
そちらは、是非ご注意下さい。